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8月は再び北海道に帰郷できるので楽しみにしている所です。

最近SNSで何か意見を書こうかな…と考えても
歪曲して解釈されたらいやだしなぁという気持ちが沸いて
「何か書いたところで」病になっているような気がします。

何も書かないのが一番誤解を生まないのですが(のだろうか?)
ここ数ヶ月で考えていた事を羅列します。


AIの出現で慌てている方にあまり共感できなくて
なんというか細かい「レイヤー分け」ができなければお仕事になりにくいので
レイヤー分けもしてくるAI絵が出た時に
畏れるべきかもと個人的に頭をよぎったりしました。
一枚絵の結合納品のみOKのお仕事だとAI絵師さんでもいいかもですね。

2
フォトバッシュって当時は卑怯と言ってくる方がいたのだけれども
AIの出現でずいぶん「手仕事感」が増したなぁと考えたり
※フォトバッシュは技法の一種

フォトバッシュの練習をしたこともあるのですが、難しいです。
私はコラ感が抜けなくて、たまにしか使わなくなりました。
ヘタな説明ですがコラージュに少し似ています。
簡単に言うと写真をうまく組み合わせてイラストを完成させていく技法です。
絵の巧い方もさりげなく取り入れている場合もあるので
後期の授業では取り入れようと思います。
知識として知っておいても良いと考えました。

フォトバッシュの名前の由来は
フォト(写真)をバッシュ(ぶつける)と聞きました。

3
講師業完全縮小中
現在東京デザイナー学院様のみで講師業をしております。
作業のことを考えると2校はかなり無理をしていたので
現在は1校のみです。

4
霊怪記に関しては勝手に言えないのですが
作画修行、精進をしながら作業させて頂いております。

5
現在はレトロぬいぐるみにはまっていたり
特にアメリカのヴィンテージぬいの顔、イースターバニーに癒されたりしています。

6
作業用に「山での遭難系ゆっくり」
「殺人事件系ゆっくり」の実況をながしっぱなしにしている

7
ゆっくり実況のまんじゅう顔の霊夢と魔理沙に愛着が出つつあります。
同人グッズだけどアクキーが欲しくなってます。

8
見た映画のタイトルを忘れる
ここ最近はそこまで心に残った映画はない感じかもしれません…
「ラム」という謎映画はなんだかタイトルも記憶に残ってしまったのですが
好きかと言われると…?あの映画謎。モヤモヤします。

あと人間牧場みたいになっていたホラー映画もかなり後味悪かったです。
家畜を〇して食べている人間への皮肉?を表現しているのかも。
タイトル忘、この映画もモヤモヤ系。

以上、近況羅列になります。
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「19歳 一家四人〇〇犯の告白」永瀬隼介(著)

作業の合間に
凄惨な事件をまとめているゆっくり実況チャンネルをながしっぱなしにしていて
某事件があまりにも酷く、詳細が気になり中古にて購入しました。

ざーっと流し読みだったので、的外れなことを書くかもしれないけれど
感想雑文を残しておきます。

この関光彦という人物に関しては
「他のワルと比較して自分の悪事の方がマシだ」という考え方が根本にあるのが
鼻につくというか…読んでいて、そこがかなり印象に残りました。
当時の未成年だから、という免罪符より、そっちの考え方の方が気になる。
理解しがたい。本作を書かれたジャーナリストで作家の方も
最終的に「理解できない人間」として突き放している感。
はじめは、関光彦をなんとか理解しようとしたのかもしれません。

他の悪事よりマシな悪事って何…。
自分は他のワルよりやっていることがマシって何なのだろう。
他者と比べる所は、強烈な劣等感の現れにも見える。
幼少期の、〇〇にくらべて自分の家庭環境は劣っている、みたいな劣等感が
自分の悪行を他の〇〇よりマシである
無理やり転化することで精神のバランスを保とうとしているのか?
自分や他者でも、何かと何かを比べるという時点で惨めな気がする。
そして自身の犯罪を「みっともない」…とは?
惨めということなのでしょうか?
「みっともない」と「惨め」の違いを調べたくなった。かなり近い感覚なのでは。
自分の生い立ち、自分の行為、自分の存在が惨めであると自覚していたのだろうか?
自己憐憫?

その感覚やその感情がとても不愉快。解釈違いと言われても構わない。
別の世界で生きてきて、全く別の価値観を持つ人間なのだと感じました。
この先も、こういった類の人間が私の人生に出現しないことを願う。

しかし、「○○に比べて~だ」のような感覚は誰もが持っているような気もして
もしかすると、潜在的にこういった事件を起こす可能性がある人間は
身近にいるのかもしれないような気がしてくる恐怖もあります。

そして関の強烈な893への恐怖は何なのか。
こっちから見ると関自身も同じ種類の人間に見えるよ。
関光彦は暴力でねじ伏せる力が全て、お金こそが全てという価値観の人間だった。
育った環境がそうさせた
という面だけでは片付けられない何かがあるのですが、それもわからずモヤモヤする。

同じ環境で育った弟の存在がいるから。
弟は別に関のような人間になっていない。
というか、弟さんの描写が少ないような気がします。
取材にはあまり答えてくれなかったのかもしれません。

この本を読んでも、事件への疑問やモヤモヤは何も解決しません。
女性に裏切られた(?)と関自身が感じた事例が2度あったのですが
あそこで結婚した女性がいなくならなければ何かが変化したのだろうか、とか考えた所で
本当に何の解決にもならない、胸が悪くなるような内容。

映画の中のフィクションようなかっこいい殺人鬼なんて現実には存在しない。
気持ち悪いだけ。それだけの読後感。
これが伝わってるということは
作品として成功していると感じました。

※↓ここから以下の記述は
架空の物語の世界として考えた時の「設定」としての発言です。
現実の事件とは無関係です。

一般的な常識が通用しない(あえて私はサイコパスとは書かない)連続殺人鬼に
ジャーナリスト(作家)が取材に向かい
交流をしていき、その内容を記事もしくは本に纏めようとする…
そこで精神的に侵食され壊れていく作家という構図に惹かれる人もいるかと思います。
創作される方は一度読んでおいてもいいかも…です。
創作にする場合、完全悪の犯人側に何かもっと人間的な魅力が欲しい。
あとはジャーナリスト側にも、もっとどん底まで追い詰められるような描写とかを加えるとか。
「レッド・ドラゴン」のグレアム捜査官みたいに。

と思っていたら、この本を書かれた作家さん
こちらの事件を元にフィクションの小説を書かれているようですね…。
うーん…、今のところチェックはしないかと思います。

別のノンフィクションで興味が沸いたのは
「朽ちていった命 被爆治療83日間の記録」なのですが
こちらは本自体も手元に置くのがなんだか嫌で
購入に至らず…です。
近況です。

・岸辺露伴は動かない(実写)
見ました。
実写版露伴先生、思った以上に露伴先生で驚きました。
これは実写の方が好きっていうパターンの人も出そうですね
あとはすごい「夢幻紳士」感があります。

メル〇リでぬい買う。
映画も配信で来たら絶対見ます!


・腰

腰と骨盤がおかしい
朝激痛。少し体調不良が続いたので血液検査に行ってきました。

血液検査の結果、成人病の心配は無し。良かった!
そのほかの数値にも異常はありませんでした。
座り仕事の蓄積が年齢的な問題できてるだけか?


・学校関連
9年前に関わらせて頂いた「プリティまんがキャラレッスン」
先日は小さいお子さん向けにこちらを使ってみました。
こちらは小学低中学年向けの児童書です。2014年初版、懐かしい。


当時、「小さいお子さんでも描ける絵柄」で…というオーダーで
表紙と中身およそ75点(作画枚数は記憶がウロです)ほど描かせて頂いたものです。

と、いいますかこれを描いたころは受講生さん生まれてないんだな…。
なんだか感慨深いものがあります…。

4月~5月と始まって
専門学校とスクールで
幅広い年齢層の方と接することは大変自身への勉強になるのですが
意外と両手に荷物を持ちっぱなしみたいな状況が続いてるので
スケジュール調整が必要と感じています。


土曜日の3クラスめに8歳と9歳のお子さんがいるので
相棒(ぬいぐるみ)を導入してみました。
中学生のおねえさんも交じっているのですが、乗ってくれてよかったです。
優しい!

クラスはなるべく楽しい空間にしたいものです。
今日のクラスでお絵描きサポート「うさぎー」の好物はラーメンという設定になりました。
名前候補に「うさごん」が上がったのですが
どっちになるかは…まだ分かりません。


子供っぽすぎないか?とも思われそうですが
小さいころにぬいぐるみにキャラクター性を持たせることは
意外と創作する心を養う(?)ような気がします。

個人的に小さいころから
大切にしていると「物」に心が宿るという日本の精神も好きです。

しかし、今日は
2クラスめにいる中学生の受講生さんの作画力が凄いのと
トランスフォーマー好きに出会えたというのに驚きました。

専門も始まっているのと、イラストのお仕事のほうでいっぱいになりがちで
SNSのチェックがたまに…になますが
見て下さっている方、ありがとう御座います。
うえっ、文だけで読むとネガに見えるのか…?!
そんなつもりでは。すみません!!
仕事とは関係ないとはいえど、非常勤講師も仕事なんですよね…。

ネガというかここ数日考え込んだのは
例の自〇配信動画のトラブルを見てしまい、
それなりに気持ちは持って行かれました。
近い世代の子と関わることも多いですから。

中年な考え方かもしれんけど
「推しの子」とか転生系の流行りのアニメをちらほら見てから例の自〇騒動を考えると
今の若い子は「生まれ変われる」と本気で思ってるから即タヒねるのかな…とよぎったり。
まさか、そこまで影響されないですかね?
思春期のこの頃の感覚って自分も物語の中にいるような感じじゃないですか。
人によるりますけど。
死んだ後何も無いかもしれないのに…な。
いや、生まれ変わりがあったらいいと思うけど、どうなるか分からないじゃないですか。
信仰心はあるけど、心のどこかではどうなるか分からないと思っている自分がいる。

↑みたいなことをFacebookで書いていたら
海外のお友達から
「アニメの輪廻転生は、あなたの内面を変えるものではありません。
次の人生ではなく、今この人生で自分を変えてください。」
的なリプライを頂いてふおおおおその通り!至言!!ってなっていた所です。

嫌な事といえば、漫画はホントに売れなかったら即切られるですよ。
これどんなに情熱かけて描いていても、必死になっていてもぜんぜんつたわりません。
あと「作品に思い入れが激しすぎる女作家は売れない」とも言われたの一生覚えてる。
※言葉が足りませんでしたが、これは学生さんに向けて
私の過去の経験を説明したいな、というメモです。

絵のお仕事をしたい!という方が沢山いる中
お仕事を頂けるのは大変ありがたい事です。

今更なのですが、作家として一度使って頂いても
関わった作品が売れなければ、次で使われない…という事です。
次の仕事が来なくなります。

基本的に売れない作家には当たりがキツイです。

使われる、使われないには「人間関係」ということも要因としてはあるとは思いますが
たとえば作家さんが人間性最低だったとしても、
その作家さんを使って爆発的に商品が売れるなら
おそらくクライアントさん側は
ペコペコしてでもその方を使うだろとう…と思います。
しかし
そこまでクライアントさん側がペコペコする程売れる作家になれる者は一握りです。

人間性最低の真逆で
対人スキルのみで絵の業界の作家として生き残っているとしたら、
それはその人の売り込みの凄い才能ですよね。プレゼンがめちゃくちゃ巧いとか。
やりとり対応のスキルが半端なく丁寧で上手いとか。
他の人にはない何かがあるのだと思います。

逆に絵がめちゃくちゃ巧くても売り込み下手、コミュ障は不利ではあると思います…、
自分に無いスキルを補うことで仕事をもらっていく必要があると思います。
仕事が頂けるか、頂けないかに関して学生の頃は表面上しか見ていませんでしたが
今になって分かってくることが多くあります。
仕事を得ている人は、必ず何らかの努力してお仕事を得ています。

個人的に感じたのは漫画業界は
売れている作家さんへの態度と、売れていない作家さんへの態度が全然違う。
当然といっては当然なのですけれど、塩対応に耐えられない場合は向いていないかも…。

ですが即人気が出ている作家さんは、
こういった嫌な対応をされる経験をせずに済みます!

私のような仕事を求めて売り込み彷徨う時代が分からないので
イラスト等でも、編集さん側から「○○さん風に描いて欲しい」という依頼が来ると困るよねーという話をふっても
売れっ子さん:「え?断ればいいじゃん」

会話終了。

…と話が終わってしまいます。まあぁそうなんですが…
これを断ったら次の仕事が来なくなるかも知れんのだ!
という状況が全く分かって貰えない。哀しい。

これが売り込み長い時期を経験している者同士だと
「わかるわかる!!」「あるあるですよね!」と共感の嵐になります。
↑ギャラリーの裏で同業者さんとお話した時に、意気投合したことがあります。

これ本当に大御所の漫画さんに相談しても「描かなきゃいいじゃん」
「○○に似た話を描いてーという編集者は二流だから」➡バッサリ!で済まされるので
…うあぁ、これはもう売れている方には解って頂けない問題なんだと苦悩(?)したことがあります。

両方分かってくれる方もいると思うのですが
どうでしょう。
今それについて語り合いたいなと感じた大学時代の恩師はもう亡くなってしまっているので、学生さんは今の時期に、色んなタイプの作家さんとお話してみておいて欲しいです!
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