GALLERY@倉馬奈未 使われるとか使われないとか 忍者ブログ
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※言葉が足りませんでしたが、これは学生さんに向けて
私の過去の経験を説明したいな、というメモです。

絵のお仕事をしたい!という方が沢山いる中
お仕事を頂けるのは大変ありがたい事です。

今更なのですが、作家として一度使って頂いても
関わった作品が売れなければ、次で使われない…という事です。
次の仕事が来なくなります。

基本的に売れない作家には当たりがキツイです。

使われる、使われないには「人間関係」ということも要因としてはあるとは思いますが
たとえば作家さんが人間性最低だったとしても、
その作家さんを使って爆発的に商品が売れるなら
おそらくクライアントさん側は
ペコペコしてでもその方を使うだろとう…と思います。
しかし
そこまでクライアントさん側がペコペコする程売れる作家になれる者は一握りです。

人間性最低の真逆で
対人スキルのみで絵の業界の作家として生き残っているとしたら、
それはその人の売り込みの凄い才能ですよね。プレゼンがめちゃくちゃ巧いとか。
やりとり対応のスキルが半端なく丁寧で上手いとか。
他の人にはない何かがあるのだと思います。

逆に絵がめちゃくちゃ巧くても売り込み下手、コミュ障は不利ではあると思います…、
自分に無いスキルを補うことで仕事をもらっていく必要があると思います。
仕事が頂けるか、頂けないかに関して学生の頃は表面上しか見ていませんでしたが
今になって分かってくることが多くあります。
仕事を得ている人は、必ず何らかの努力してお仕事を得ています。

個人的に感じたのは漫画業界は
売れている作家さんへの態度と、売れていない作家さんへの態度が全然違う。
当然といっては当然なのですけれど、塩対応に耐えられない場合は向いていないかも…。

ですが即人気が出ている作家さんは、
こういった嫌な対応をされる経験をせずに済みます!

私のような仕事を求めて売り込み彷徨う時代が分からないので
イラスト等でも、編集さん側から「○○さん風に描いて欲しい」という依頼が来ると困るよねーという話をふっても
売れっ子さん:「え?断ればいいじゃん」

会話終了。

…と話が終わってしまいます。まあぁそうなんですが…
これを断ったら次の仕事が来なくなるかも知れんのだ!
という状況が全く分かって貰えない。哀しい。

これが売り込み長い時期を経験している者同士だと
「わかるわかる!!」「あるあるですよね!」と共感の嵐になります。
↑ギャラリーの裏で同業者さんとお話した時に、意気投合したことがあります。

これ本当に大御所の漫画さんに相談しても「描かなきゃいいじゃん」
「○○に似た話を描いてーという編集者は二流だから」➡バッサリ!で済まされるので
…うあぁ、これはもう売れている方には解って頂けない問題なんだと苦悩(?)したことがあります。

両方分かってくれる方もいると思うのですが
どうでしょう。
今それについて語り合いたいなと感じた大学時代の恩師はもう亡くなってしまっているので、学生さんは今の時期に、色んなタイプの作家さんとお話してみておいて欲しいです!
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