GALLERY@倉馬奈未 感じたことメモ 忍者ブログ
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色んな学生と出会って考える事があります。

成長するタイプとしないタイプの違いは…?とか。

絵を描いていて思うのですが
「成長型」と「現状維持」タイプがいるような気がします。

現状維持タイプというのも全く上手くならないという意味ではなく、
皆さんそれぞれに上達のふり幅がある、というニュアンスです。
・ある人は短期間でグンと上手くなる。
・ある人は短期間で少し上手くなる。
・ある人はゆっくり年月と時間をかけて徐々に上手くなる。

センスといいますか、
能力がちょっとでも(10スキルがフルとして2スキル)あれば
続けていると伸びていくのは確実かと思います。

※まれに年月をかけてもあまり上達しない…という場合も見受けます。

これは「酷い言い方をするな!」「上目線きもい」と受け取られる方もいるかと思うのですが
馬鹿にするような意味でここに書いているのではありません。

例えば、私が10代~20代前半でバレエを習っていたとします。
私の根本的能力に「踊る」というセンスがないので
(スキル0に近い変えられない現実)
いくら練習しても、限界があり、殆ど上手くなることが出来ないということです。
なので、10代の子供の頃からいくらバレリーナになりたい!と思ったとしても
私がバレエの先生やプロのバレリーナになれる可能性は
かなり低いということを言っています。

イラストに話を戻しますが
私の場合は外部から下手くそ!等と言われると
もっと練習して上手くなろう、と思うタイプなので
そういう声はある意味大変ありがたいと思います。

子供の頃からなのですが、
小学生~中学の時になにげなく休み時間に絵を描いていると
「あなたより上手い人他のクラスにいるよ」と言ってくる子がいたので
そういう言葉をバネにするタイプです。
嫌な気持ちに全くならないかというと嘘になりますが
もやもや悩んだ後に
とにかく「やらなければならない」と思うのです。

ですが、こういう言葉を言われると心折れて辞めてしまうタイプもいて
「褒められる」ことでどんどん伸びるタイプもいると思います。

逆に褒められてばかりだと「私はこのままの画力でいいのだ」と思い
10年経過しても大体おんなじくらいの作画力…という方もまれに見かけるので
マイナスの声がまったく無いというのも、いいのか?悪いのか?難しい所です。

現在の教育の現場では、「ダメだし」でアドバイスをすることは殆どありません。
殆どの場合は、傷ついてしまうからです。
けれど、漫画やイラストの売り込みに行くと大抵「ダメだし」を経験する…という学生さんも多いのではないかと思います。
売り込み、持ち込み先で即大絶賛される…なんて話はめったに聞きません。
学校で学ぶことも大切ですが、自分から外部に持って行く
現場の人に見てもらうのが一番かなと感じる事があります。

今はSNSで人気の人に声をかける…等、時代によって営業の仕方も変化するかと思いますが
いざお仕事をしてみてどんな事を言われるか?また周りの反応は?等
経験してみて初めて分かる事が沢山ある気がします。
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