GALLERY@倉馬奈未 褒められ慣れていないか、褒められ慣れているかで起きる弊害と利点(?) 忍者ブログ
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ふと思い立ったので、
初めてイラストでお金を頂いた時のお話をさせて頂きます。
興味の無い方はブラウザバック推奨。長い。
短くまとめられなかった。


遥遠い昔、私の学生時代
ゴスロリやパンクのお洋服を販売しているお店
原宿のM店さまのwebサイトで
「ゴシックロリータのお洋服のデザイン画募集!買い取ります!」
のページを見つけて
学生だった私はせっせと何十枚か送り、そのうちの2~3点が採用されたのでした。
高額ではありませんでしたが
自身のデザイン画が採用されたことと
お金を頂けたことが本気で嬉しかった思い出です。


その後も何度かデザイン画を送らせて頂いて➡数点採用。
何度かそうしていたら、M店様のスタッフ様からお手紙を頂きました。
とても丁寧にデザイン画をお褒め頂く内容で、とても嬉しかった思い出です。

感激した私。
課題でもこんなに褒められる事はない!!やったー!(心の声)

ですが、「本気の褒め」に慣れていなかった私は
感謝の気持ちを他人にどう伝えていいか分からず
そのお手紙へのお返事を書けなかったのです。しばらくスルー…。
結果➡先方の私への印象は手紙をガン無視する人間。

完全に馬鹿で損をしている私。
絵のお仕事をしたいと、ずっと子供の頃から思っていたのだから
素直な感謝の気持ちと
もっと自身をアピールするお返事を書いて返信すべきでした。

もちろん、その後デザイン画のみを送っても採用されず…
うやむやになり、その後送るのをやめる…という。あぁ、恥ずかしい。

今考えると、なんという失礼な事をしたんだろう、と思うのですが
幼少期の頃から何十年もの間
「何かを達成してもそれは当然で、褒められない」という教育方針で育っていると
10代後半等~20代前半でいざ褒められると
「本気でどうしていいかわからない」という状態になります。
そんな人間いる?って思われる方もいるかと思います。

でも本当になんて返していいかわからなくなるのです。


今はもう上記のような事はないのですが…
20代後半までこんな感じが心底沁みついて直りませんでした。
幼少期から褒められ慣れていないと
素直に「ありがとう御座います!嬉しいです!!」が
言えない人間になりがちかもなぁと感じております。
おそらく「本当にそう思ってくれているのだろうか?」
という猜疑心が先に出てくる結果かと思います。
ひねくれてしまうんだと思います。

逆に「厳しい駄目出し環境」で育ってきた事で
プラスになっている事は、他人からの否定的な評価等に直面した時に
もっと努力しなければならない、自分にはまだまだ足りない
という根性論的精神(?)が培われたような気がします。

中学生~高校生の頃は、こういうのも表に出すのが恥ずかしく
「なんにも努力しないよー。かったるいし」みたいに装っていました
(長い中二病)


※ダメ出し教育方針では、潰れてしまう方もいるかもなので
教育の方向としてはいいのか、悪いのかは私には分かりません。
また自身の親の教育方針を否定するものでもありません。
実際、私の将来の目標、進む道を否定せず、行動で支援してくれています。
本当に難しい所だと思います。

ここで「絵の道なんて無駄!なれる分けないでしょ!!」等
そういった否定はされていないのです。
多分表立って言葉で応援するのが苦手な家系(シャイ?)だったのかも。

今は全体的に褒めて伸ばす、というのが良しとされていますよね。

私もそっちの方が安全かなとも思うのですが
「注意される」「否定的な意見」等をまったく受けずにいると
いざそういった事象に対峙した時に、心を病んでしまったり、
活動をすぐログアウトしてしまう事になりかねないとも感じてます。
言葉に出さないと、子供にはなかなか伝わらない事もあります。
無言の応援に気が付くのは、かなり大人になってからです。

一番良いのはほどよく…飴と鞭?なんでしょうかね…
本当に難しい所です。

という流れで
blogまで見に来て下さっている方、ありがとう御座います。
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