GALLERY@倉馬奈未 色価について考える 忍者ブログ
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個人的に色価(ヴァルール)について考えると
色を塗るときに色相、彩度、明度の3つ使いこなした塗り方をしたほうが良い
というのを見て(読んで)以来、同じ色相(たとえば青)を塗る中に他の色相や
ほかの色相の明度(明るい部分や暗い部分)を入れるようにしています。
※色相とはざっくりいうと色の種類の事

髪の毛でいうと、同一色相配色になると単調になるので
同じ茶色でも
スポイトで抽出すると別の色相が混じるように描くみたいな感じです。

人によっては「色んな色相が混じっていて整ってなくて嫌い」
となるかもしれないのですが、色価は個人の好み、感覚でも変わってくると思います。

たとえば、髪の毛を同色の色相の明暗のみで塗ったあとに
新規レイヤーでクリッピングし、合成モードをオーバーレイで
暗い部分に青、次に明るい部分に赤、もっとも明るい部分に黄色を入れる
という技法を取り入れると、塗りの雰囲気が変化して、
塗に深味が増すという感じ。
これは有名なお絵描き系のYouTuber様も配信解説されていたので
知っている技法だ!という方も多いかと思います。

例を上げると⇩この図です。

↑単調に塗る。
雑で恐縮ですが、ベース、影レイヤー、発光の3つのみ。




下の方がスポイト抽出すると同じ茶系でも別の色相が交じっていて
選ぶ所によって色相環の位置にズレが出ます。
私はこの方が好きなので
自分では洋服、肌にも取り入れるようになっています。
※人物全体にも有効。

色価に関しては難しいので、突っ込まれるとわからないこともあるのですが
・「色塗りチュートリアル」
・「光と色のチュートリアル」パク・リノ著が
とても分かりやすく解説されていると思います!
「色塗りチュートリアル」の85ページ目はそういう事だったのか、と
私自身は色々読んでいくうちにぼんやーり徐々に把握していく感じでした…。
お薦めの本。
あと、こちらの本では色価をバリュー(多分英語)という言い方をしていました。

デジタル向けに描く塗りの本は
輝度の概念が出てきたり、アナログの色彩の教科書とは違った内容になっていると感じます。
色価(ヴァルール)という言葉は絵画表現ではメジャーらしいのですが
大学時代に先生が言ってるのを聞いた事がない。学部、学科が違うからか?
か、絵画とは全く違う学部でしたからね…(言い訳)
それとも大学の色彩学で習っていたのだろうか?
色価の記憶がない!
輝度も記憶がない。
十代後半の頃…もしかすると授業中別のことを考えていた可能性が大きいです。
早く帰りたいな、とか
大学の時のなんとなく座ってるだけの態度が今になってツケが回ってきてます。

恥ずかしながら、デジタル初心者時の最初は明度と輝度の違いが判りませんでした…。
今は初めのほうに、学生さんの皆さんに知って頂くようにしています。

で、
上記を明日小学生~中学生に分かりやすく伝えるにはどうしようか考え中です。
とりあえず、レイヤー分けしてスポイト抽出して解説してみます!
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